私の昔話
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今回は私が学校を卒業して初めて勤務した職場のお話です。
これは今から○○十年前のことです。
私は当時看護学校を卒業し、とある総合病院に勤務することになりました。
社会人になって初めてのことばかりで不安も多く、しかも超多忙で残業で遅くなるなんてざらにありヘトヘトになっていました。
病院にはいくつかの病棟があり、病棟ごとにいろんなスタッフがいました。
どんな職種でも必ずと言っていいくらいお局様がいるものです。
お局様の機嫌を機嫌を損なわないようにと他のスタッフがかもしだす雰囲気は異様でした。
今思うと、もっと異様だった光景は他にありました。
それは院長の病棟の回診時のことです。
当時院長の回診時というと、先頭に院長、その後ろに医師の部長クラス、その後ろは研修医、その後ろは看護師長、主任、他の看護師スタッフ…とぞろぞろ列になるのが当たり前でした。(後になってからなんの大名行列⁉って思いました)
院長はとても怖い人で有名で、周囲のスタッフは院長の機嫌を損ねないようにと必死でした。(院長普段笑わないし怖かったです。威厳を保つのも大切ですが💦)
回診が始まる前になると師長は患者さん達に、「今から院長先生の回診が始まります。テレビは消して、皆さんベッドに戻って下さい‼」と慌ただしく言っていました。
たまにテレビを消し忘れた患者さんを師長が発見すると、「ダメじゃないですか‼必ず消して下さい‼」「院長先生の回診なんですよ‼」とヒステリックに話していました。
それを言われた患者さんは慌てててれびを消していました。
また午前の外来診察が終了すると、午後からは患者さんの代わりに医薬品メーカーの営業マンがやって来ました。
担当の医師を見つけると、「先生~!センセイ~‼」と頭をペコペコ下げた営業マンの声が外来に響いていました。
どこの世界も大変です💦
病院のほとんどのスタッフはこういうものだと、右にならえ状態だったと思います。
総合病院を離れてだいぶたつので現在は病院内がどうなっているのか全くわかりません。
組織の中にいるとそれが当たり前になってしまい、疑問を持たなくなってしまうんです。事実私もそういうものなんだと思っていました。
世の中たくさんの会社組織があって、それぞれいろんな社風が出来上がっていきます。
風通しの良い社風なら良いのですが…
特に病院や介護施設などは外部との接触が少なくなりがちで、その職場の中だけの極めて閉鎖的な環境になりがちです。
スタッフ間のいじめもありましたし😫
こんなマイナスなことばかり書いていると暗くなってしまいますが、いろんなことを反面教師にして過ごしていきたいです。
私の理想は他人の言動に左右されずに過ごすこと👌
自分の考えや疑問を持つようにすること👌
でもときには他人の言葉に耳を傾けないといけないですね。